中立的なコンサルタントだから出来る事
さて、僕の仕事では相続対策やすでに発生した相続に関するお手伝いをすることがよくあります。よく言われているように、相続に伴う財産の分割は親族間の大きなトラブルの原因になりがちです。それまでは仲の良かった兄弟が、相続が発生した途端に・・・・・・・ なんていうのはほんとよくある話なんです。
理想としては被相続人(簡単に言えば亡くなる人ですね。つまり親というケースが多いですよね)が生前にしっかりと誰にどの財産をどれだけ相続させるのか、そしてそれを相続人に説明して納得させて、その内容を遺言書を残すのが理想です。
ただ、実際にはそううまくはいかず、その内容や配分でもめ始めるんですねえ。そうなると当事者同士では冷静、客観的な話し合いが出来なくなってしまいます。関係ない過去の事を持ち出してきたり、倫理的に矛盾している感情に拘泥したりと、そりゃあ横で聞いていてもまとまるわけないなあと思いますよ。
では、僕は何をするのか? まず一番重要なことは、誰の味方もしません。不動産のプロとして、法定相続分をベースとして、お客様それぞれの事情、過去の経緯等を中立的、客観的に見て「公平」と思われるところをゴール地点と考えます。誰かひとりに有利な着地点で決着させれば、その人は喜ぶでしょうが、長い目で見れば争いの種を増やしたに過ぎません。
10年20年先、子供や孫の代になった時に、「なるほどこういう根拠でこういう内容で相続財産を分割したんだな」と納得してもらえる事が重要です。
そしてなんと言っても、「親族同士では発言しにくい客観的事実」を明確に伝えることが出来るのが僕の立場、役目です。たとえば、相続税、贈与税の関係でA案とB案では客観的に見てA案が良いとはわかっていても、それを親族の誰かが発言すると、「言いだしっぺが損する」、又は「言いだしっぺが悪役になる」事がよくあるんです。
ところが同じ内容でも僕の立場でじっくりとご説明すると、びっくりするほどあっけなく承諾いただけたりします。同じ事象を提示するにしても、誰の口から最初に出た事象かというのは、当事者の感情に大きな違いが生ずるんですね。
あっ、気が付けば婉曲的な宣伝のようになってしまいましたが、「中野さんに言ってもらってよかった!」と言っていただける事もあるんですよ!

